桐箪笥の修理パターン

新潟県の加茂、埼玉県の春日部、愛知県の名古屋 、大阪府の泉州、そして和歌山県の紀州、この5つの地方は、桐箪笥の有名な産地です。
それぞれに、加茂桐箪笥や春日部桐箪笥と呼ばれ、最高級の家具だと言われています。
また、この5府県のものだけが国に認められた伝統的な桐の箪笥として、認定されています。
そのように、伝統技術の粋を集めて作られた、歴史ある家具ですが、現在はあまり利用されていないようです。
それは、着物を着る人が少なくなった事もそうですが、中々使わない為に、傷んでしまったものや、シミがついてしまったものなどが多いようです。
しかし桐箪笥の良さは、その品質だけではなく、修理をすれば新品同様に使えるという点も挙げられます。
高価な家具ではありますが、しっかり修理すれば長らく使えるとうい点も、その価値には含まれている要素なのです。
実は桐箪笥を長く使う人のほとんどが、手を入れて大切にするのはもちろんですが、修理しながら長らく利用しているのです。

実は修理されて利用している事の多い桐箪笥ですが、その中でも良くあるのが、ぶつけたりして傷が付いてしまったというものです。
桐の表面は柔らかい為に、ぶつけると傷が付いてしまいます。
ほとんどの場合は部分的な修理で済むものです。
そこでも生かされるのが職人の技で、長年使われて独特の色みを出す桐の表面に合わせて傷に色みを付け、修理してきます。
時間がかかる場合もありますが、修理の仕上がりは、やはり満足のいくものがおおのが職人の技の良い魅力です。

桐箪笥の塗装は、防水をしていない場合も多いです。
その為に、水がかかってしまうと、桐箪笥は乾いた時にシミになりやすいのです。
更に厄介な事に、水がかかってしまった部分を慌てて拭き取ろうとすると、むしろ水分を含んだ所が広がってしまう場合が多いです。
水がかかってしまい、さらに塗装も落ちてしまい、きれいな桐の表面が台無しになってしまいます。
もしも、水を付けてしまった時は、乾いた布巾やタオルなどで、優しくその部分をとんとん叩いて、早く乾かす事が必要です。
それでもシミがついてしまった場合は、やはり修理で元通りにしてもらいます。
表面的なシミの修理なら問題ありませんが、深くまでシミになっている事や、それが原因で木材自体が腐っている場合もあります。
その場合の修理は少し期間が掛かってしまいます。
修理に出す時期や職人によっても異なるので、期間については確認をとるのが良いでしょう。

桐の箪笥はほぼ全てがオーダーメード品です。
職人が丹精込めてひとつひとつを丁寧に作っているからこそ、気品が有り、上質の家具が仕上がります。
価値があるのは、そのように、丁寧に作られているからという事も大きな要因です。
金具のひとつひとつをとっても、こだわりがあるものが多いです。
その為、金具が取れてしまったという場合は、とても難しい修理となる場合があります。
もちろん、取れた金具をちゃんと取っておいたのなら問題ありません。
取れた金具を再度つけて、周囲の補修を微調整すれば良いだけです。
しかし、金具がないのは大問題です。
あまりにも年季の入ったものになると、もう製造されておらず、同じ金具がない可能性があるからです。
金具の種類を変えるという方法もありますが、その場合は穴の間隔が合わず、再び穴の削り直しが必要となる場合があります。

修理と合わせてリメイクする方法も、最近ではよく用いられる方法です。
傷が大きいなどの場合に、仕方なしにその部分を思い切って無くして新しいデザインにする方法があります。
また、現代風のインテリアに合うように、あえてデザインを大胆に変更する方法もあります。
どっちにしろ、元が桐という上質な素材なので、素晴らしい仕上がりになります。
修理の腕の良い職人はまたリメイクも上手い事が多いものです。

修理の料金

桐箪笥の修理は、専門の職人に依頼するものです。気になるのがその修理代金ですが、職人によってもまちまちです。多くはサイズやその修理範囲によって決まります。サイズ別に見る大まかな相場を調べました。

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仕上げの方法

桐箪笥の修理は、その仕上げによって全く違う表情を見せます。一般的によく見られるトノコ仕上げ、また時代仕上げで様々な色味を楽しむことも出来ます。状態によっては出来ない仕上げ方もあるので確認が必要です。

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様々なリフォーム

今のお部屋やインテリアにはどうしても桐箪笥が似合わない、という場合には、修理を兼ねてリフォームするのも一つの手です。大きすぎているだとか、引き出しの使い勝手が悪いとう場合もリフォームで生まれ変わる事が出来ます。

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